『古事記』では淤母陀琉神、『日本書紀』では面足尊(おもだるのみこと)と記されている。
神名の意味は大地の表面が完成したものであろう。『古事記伝』では不足することなく具わったこと、満足を意味する神名としている。
同時期に生まれた国之常立神、豊雲野神、宇比地邇神、須比智邇神、角杙神、活杙神、意富斗能地神、大斗乃弁神、阿夜詞志古泥神、伊邪那岐命、伊邪那美命と並んで「神世七代」と称される。
この後生まれた阿夜詞志古泥神と共に、仏教、特に修験道で信奉された天界最高位である第六の魔王・第六天に擬せられて本地垂迹に説かれている。これは神世七代の第六代目に当たるためで、明治初年の神仏分離以降、第六天神社とか面足神社と改称した神社が旧社格村社に多く見られる。
『日本書紀』には陰陽の気が相交わって生まれたので、男神、女神の両性になっているという記述が見られる。阿夜詞志古泥神と共に男女が一組で生まれているが、これは夫婦や兄弟を表すのではなく、あくまで陰陽の別を表す。