− 神々の宴 −

刺国若比売命

(さしくにわかひめのみこと)

『古事記』では刺国若比売命、『日本書紀』には登場しない。

夫は須佐之男命の五世の孫にあたる天之冬衣神で、この神との間に出雲神話の主役神である大国主神を生んでいる。しかし父神の刺国大神と共にその名の起源については詳らかではない。

因幡の白兎神話では、大国主神が兄の八十神に、猪に似た大石を火で焼いて転がし落とし大国主神を殺してしまったとき、母神が泣き悲しんで高天原に上がって、神産巣日命に救いを請うたとき、ただちに蚶貝比売蛤貝比売とを遣わして治療して蘇生させられた。しかし大国主神が蘇生したことを知った兄達は、また大国主神を騙して山に連れ込み、大木を切り倒して楔を打ち木を裂くと、その間に大国主神を入らせるなり楔を抜き、大国主神を再び殺した。

母神は泣きながら大国主神を探したところ、なんとか見つけることができ復活させた。そして我が子に、このままではいつか八十神に殺されてしまうと言って、すぐに紀伊の大屋毘古神のところへ送り出している。

刺国若比売命を祀る主な神社
特になし