− 神々の宴 −

八十神

(やそがみ)

『古事記』には「大国主神の兄弟八十神坐し」とある。八十は数多くの意味で八十人というわけではない。

この八十神達が因幡の八神比売命のもとへ求婚しに出向いた折り、袋を背負わせて大国主国神をお供にしていた。その途中、赤裸にされて泣いている因幡の白兎に逢い、八十神達は、兎に「海の塩水を浴びて、風の吹き当たる高山の尾根に到って休んだらよい」と言って立ち去った。白兎が、ますますひどくなった痛みに泣きくれていると、遅れて来た大国主神が通りかかり、「真水で体を洗い、蒲の穂を敷いて静かに寝ているよう」と教える。白兎は「お兄さま方の八十神はきっと八上比売命を得ることができず、あなたが得るでしょう」と予言し、そのとおりとなった。

それに怒った八十神は大国主神を欺いて、伯耆国西伯郡にある手間山に赤い猪がいると誘い出し、山上から猪に似た大石を火で焼いて転がし大国主神を焼き殺してしまう。しかし大国主神が神産巣日神のはからいで蘇生すると、また殺してしまう。再び蘇った大国主命は身を隠すことになる。

八十神を祀る主な神社
特になし